う そ つ き

芸術と芸術を融合ぐちゃぐちゃ

二十歳ぐらいの話

何年か前、長い付き合いのミュージシャン仲間に「うちのバンドとスタジオに入って欲しい」って言われて、いつも使ってたスタジオをその日は6〜7人ぐらいで入った。私以外はみんな男でその中には10年以上の付き合いになるやつもいたし、メンバーもよく飲みにいってた友達だからみんな顔見知りだったけど
その頃私は十七歳というユニットをやっていて、ユニットの相方もそのとき一緒にスタジオに入った
けど私は開始10分で号泣してスタジオを出た
ユニットの相方にはそのときめちゃくちゃ迷惑かけたけど、泣いて他のメンバーとも口を聞かずに全部無視して自分のギターだけギターケースに突っ込んでお金払ってすぐに帰った
そのあとたしか相方も荷物をまとめて駆けつけてくれてふたりで帰りながらコンビニの缶チューハイを飲んだ

あーだこーだ文句をつけられていたような、そのバンドが私に求めているものは型にハマる都合のいい女の子シンガーソングライターでしかなくて、今思えば無理やりその型にハメられるのが苦しくて「なんで私が気持ちいいと思うようにやっちゃいけないの」って感じて号泣したんだと思う
私の気持ちいい音や色とそいつらの好きな音や色が違っただけだから、とあんまりそのときの自分を責めないようにしている
その日から自分と向き合うようになった気がする

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最高傑作です、写真集!

守るものがほとんどなかったから自分の中に生まれる余計な雑念に振り回されて無駄に遠回りばっかりしていた気がする
結婚して妊娠して守るものが突然増えて、しかも責任重大、人生賭けた、笑っちゃうよね、しょーもないことで悩まなくなった、生きる理由が出来た、それだけだよ

何度も何度も言うけど、妊娠してから諦めたことなんかひとつもない
写真集だって時間がかかったけど完成する、完成させたいと思ってたのがちゃんとわたしひとりじゃなかったから、わたしが動けなくても絶対完成させるんだという気持ちを捨てないでいてくれた人がいるから
ちなみに、内容が最高傑作です
諦めないでよかった、いい作品が出来上がる
完成がたのしみだなー!!!

音楽もそうだ、またねって言ってくれる人がいるから 出産が終わったらまた戻ってきたいと思うし、ライブしなくなって離れてった人ばっかりだけど わたしもう一度ゼロからがんばるね 次は好きなことだけを選別し続けたい

旦那のバンドを久しぶりに見たら一段とかっこよくなってて、(家でもあんまり、かっこいいねとかは言わないんだけど本当はかっこいいと思ってるよ)
悔しいなーと思いながら いつまでも夢を追いかける少年のような目をステージの上では見れるからわたしは、
今までのことがどんなに許せなくても
バンドマンだからオッケーっていう風潮が大嫌いでも
けっきょく何度も惹かれてしまうのなーと思った


真面目な話ばっかしてもつまんないから ちくわ〜〜!天使!

過去は清算できない

仕事に対しても、音楽に対しても、結婚生活に対しても、「わたしはこんなにやってるのに、どうして同じぐらいのモノが返ってこないの」と思うことがある
人に対して悪い意味で感情的になる、思春期に戻ったみたいになる
そう思ったあとには今度は突然ふと客観的になって、いやいや大事なのはそういうことではない、と自分で気付く
22歳、絶妙な年齢すぎる。子供でもいれず大人にもなれず、その境界線を行ったり来たりしている
職場で中途半端に役職がつく、大人になればなるほど感情を殺す瞬間が増える
そしたらなんだかいつか、大事なことを思い出せなくなりそうだなぁ

本当はいつだって自分勝手に生きていたい
自分のこと、子供のこと、家族のこと、目の前のものだけ守りたいけど そういうわけにはいかないらしい
過去に自分が守ってきたものがまだまとわりついて、馬鹿みたいに既読無視で悲しんだりする

過去は清算できない、なかったことにはできない
誰かを傷つけたことも誰かを愛してきたことも
誰かのことが大好きだったあのときの気持ちは今でも思い出せる、わたしですら思い出せるんだから誰でも時々思い出しちゃうとおもうんだ
自分の過去もこわいけど、だれかの、わたしの知らない過去を知るのはもっとこわい

ちくわにはけがれがないなあ