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う そ つ き

芸術と芸術を融合ぐちゃぐちゃ

二十歳ぐらいの話

何年か前、長い付き合いのミュージシャン仲間に「うちのバンドとスタジオに入って欲しい」って言われて、いつも使ってたスタジオをその日は6〜7人ぐらいで入った。私以外はみんな男でその中には10年以上の付き合いになるやつもいたし、メンバーもよく飲みにいってた友達だからみんな顔見知りだったけど
その頃私は十七歳というユニットをやっていて、ユニットの相方もそのとき一緒にスタジオに入った
けど私は開始10分で号泣してスタジオを出た
ユニットの相方にはそのときめちゃくちゃ迷惑かけたけど、泣いて他のメンバーとも口を聞かずに全部無視して自分のギターだけギターケースに突っ込んでお金払ってすぐに帰った
そのあとたしか相方も荷物をまとめて駆けつけてくれてふたりで帰りながらコンビニの缶チューハイを飲んだ

あーだこーだ文句をつけられていたような、そのバンドが私に求めているものは型にハマる都合のいい女の子シンガーソングライターでしかなくて、今思えば無理やりその型にハメられるのが苦しくて「なんで私が気持ちいいと思うようにやっちゃいけないの」って感じて号泣したんだと思う
私の気持ちいい音や色とそいつらの好きな音や色が違っただけだから、とあんまりそのときの自分を責めないようにしている
その日から自分と向き合うようになった気がする

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